ストーリー - 第1章 / 第2章 / 第3章 / 第4章 | |
第1章 アルコン誕生 | |
大昔、モンスターが世界を支配し、人間はごく小さなコミュニティを作っていた時代があった。 しかし、ある時、人間たちはモンスター以上の高いレベルの知識と魔術を学び、訓練することで、世界を支配しようとした。 ついには、ホワイトドラゴンは人間に500年の時間を与え、冬眠に戻った。ドラゴンの指導者たちは、別のものに姿を変え、光の筋を残しながら、空へ飛んでいった。残ったホワイトドラゴンたちはザルダに言った。 ザルダはすべての人々にこの件を伝えたが、ホワイトドラゴンの話は2世紀が過ぎるのを待たずに、人々の心から薄れていった。 |
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第2章 アルコン到来 | |
1025年、魔力を帯びた「アルコン」という彗星が大陸へ進路を向けた。 アルコンの魔力は大陸のモンスターに影響を及ぼし、モンスターの数を増やした。 名誉ある魔術師ルーマンは、彗星の進路を追い、アルコンが大陸最大のフィールド「ロパード」に向かっていることを発見した。 当時、大陸は四つの国に分裂していた。遠く北の地で孤立していたのは「クロップ王国」で、人々は狩猟や採鉱で暮らしを営んでいた。 ルーマンは四つの国を訪れた。そして、国ごとに、アルコンがもたらす脅威と戦うために同盟を組むよう指導者たちを説得してまわった。 しかし、すべての国が彼の予言を信じないというわけではなかった。すでにほとんどの国は、モンスターが増え、より強くなっていることに気づいていた。 クロップ王国は迫りくる危険なモンスターの脅威に気づいてはいなかった。 1027年、さらに彗星は大陸へ近づき、人々はアルコンの力を感じ始めていた。モンスターは集団を作り始めた。 魔術師ルーマンは、残った三国の軍隊を集結させ、アルコンの元へ集まったモンスターとの戦いに挑んだ。彼はアルコンの核へ近づき、他の魔術師たちとともに、アルコンを消滅させるため、最後の手段としてすべての魔術師の命を犠牲にし魔力を使った。 アルコンは爆発し粉々に砕け散った。モンスターや連合軍の兵士は爆発の様子を見て驚いた。フィールドに降り注ぐ破片が、フィールド上のすべての生命体を吸収し始めた。 すべての生命体を吸い取られフィールドは、静けさを保っていた。彗星の砕け散った破片は、ルーマンと世界を守ろうとした人々の命とともに、フィールドのいたるところに散らばっていた。フィールドにやってきた人々は、モンスターが生き返るのではないかと恐れた。そのため、彼らは彗星のすべての破片を集め、地下のもっとも深い所に埋めたのだった。 |
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第3章 悪魔ケイン | |
アルコンが破壊されてから千年が過ぎた。偉大な魔術師ルーマンと、彼がいかにして強大な悪を倒し、それがいかにして世界の最も深い所に封印されたかを人々は物語として聞くのみであった。 「ヨルカ」が「ヨルカ王国」となり、大陸中央の地域がモンスターとともに遺跡となった以外は、大陸は以前と変わっていなかった。それまで何人かの英雄が現れ、モンスターを追い払い、伝説を作った。 残された三国は平和を保っていたが、時折小競り合いを起こすことがあった。しかしそれ以上には発展しなかった。 2030年、ケインという男が、殺人罪で地下牢に閉じ込められた。ケインは、かつては名だたる戦士であったが、戦争で片腕片足を失ってからは、物乞いをするようになった。ある日ケインは、彼の食料を盗もうとした乞食を殺し、殺人罪で逮捕された。 ケインは地下牢でひとりの囚人を殺し脱獄を試みたが、すぐに疲れの出たケインに看守が迫っていた。彼は小柄な体を利用して壁の割れ目に入り込み、その割れ目を三日間掘り続けた。ついに彼は巨大な扉にたどり着いた。扉には偉大なルーマンの業績と多くの警告が刻まれていた。そのとき、ケインは強く興味をそそられ、扉を開けた。ケインは部屋の中で、封印された小片を見つけた。光る小片に魅せられ、彼は近づき始めた。アルコンはまさに蘇ろうとしていた。 2033年、ケインは社場に戻っていた。今回はひとりではなかった。彼の命令に従うすべてのモンスターを引きつれ、手早くすべての地下牢を破壊し、ヨルカ王国の地下を自分の新しい根城とした。ケインにはもはや人間らしい気持ちなどなく、世界に対する憎しみだけがあった。ケインは、自分に従う者を除いて、周りのものすべてに対する殺戮と破壊を開始した。 ケインと戦うために再び同盟が組まれた。戦争によりケインも同盟も痛手を負った。無数のモンスターが殺された。ケインは難民を彼の王国の地下牢に閉じ込め、次の攻撃の準備をした。 |
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第4章 剣、魔法そしてセル | |
ケインと彼の軍団は大陸の中央へ進出した。ヨルカの軍隊はケインを地下に閉じ込めておこうとしたが失敗した。今や世界は新たな難問を抱えている。残った国々は集結した。新たに強大な国が作られた。邪悪な国が……。
平民の生活は、ケイン出現の直後に変わってしまった。すべての王国はケインとの戦いに明け暮れ、国民は国からの支援を得られなくなった。ケインの命令下にないモンスターは、村人の大きな脅威となった。王国内にいるモンスター殲滅が傭兵の仕事となった。村人はモンスターと戦う傭兵を雇うために金を出し合った。 <この頃、王国の軍隊は大陸の中央へ侵攻する途中でしばしば姿を消した>そのため、モンスター殲滅のために傭兵たちは住人や王に雇われたのだった。 2〜3年のうちに、人々はアルコンの破片の潜在的な力に気づき始めた。 当時行われていた、剣と魔術を使った一般的な戦術は、剣と魔術とセルを使った戦術にとって換わられた。後方から射手と魔術師の援護を受けながら、戦場に突進していく、剣士の古くからの基本的な戦術は廃れた。今や、剣士は突進するだけではなく、セルを使って多くのクリーチャーの召喚もするのだ。射手はより近い距離から攻撃するようになり、魔術師の役割は攻撃よりも防御に重きを置くようになった。魔術師と鍛冶屋はより強力なセルを作り出すために研究を続けた。 他の大陸の人々の間でも、セルの存在に対する注目が高まり始めていた。彼らは、強力な軍隊によってケインが滅ぼされることをとくに心配した。 |
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